資産形成

子どもの教育費はいつまでにいくら必要?年齢別シミュレーション

みなさま、おつかれさまです!

子育て世帯にとって、教育費は大きな出費のひとつです。
「結局、全部でいくらかかるの?」
「いつまでにどのくらい貯めればいいの?」
そんな疑問に答えるため、今回は年齢別に教育費をシミュレーションしてみます。


1. 教育費の全体像

文部科学省や日本政策金融公庫の調査によると、子ども1人あたりの教育費総額は、進学ルートによって大きく変わります。

幼稚園〜高校まで(授業料+学用品+給食費など)

  • 公立ルート:約540万円
  • 私立ルート:約1,770万円

大学4年間(生活費含まず)

  • 国公立:約520万円
  • 私立(文系):約700万円
  • 私立(理系):約830万円

例:すべて公立+国公立大学 → 約1,060万円
例:すべて私立+私立理系大学 → 約2,600万円


2. 年齢別シミュレーション

ここでは「すべて公立+国公立大学」と「すべて私立+私立理系大学」の2パターンで計算します。
(生活費や塾代は含まない)

年齢主な費用公立+国公立私立+私立理系
0〜2歳保育園・幼稚園準備費、習い事開始年10〜20万円年10〜20万円
3〜5歳幼稚園・保育園(無償化除く)年20〜40万円年60〜120万円
6〜11歳小学校(6年間)約192万円約960万円
12〜14歳中学校(3年間)約144万円約420万円
15〜17歳高校(3年間)約204万円約300万円
18〜21歳大学(4年間)約520万円約830万円

3. いつまでにいくら準備すればいい?

教育費は一度に必要になるわけではなく、ステージごとに山場があります。

山場1:高校入学時(15歳前後)

制服・教材・入学金などで20〜40万円ほど必要。

山場2:大学入学時(18歳)

入学金+前期授業料で、国公立なら約50万円、私立なら約80〜100万円が一括で必要。
さらに、ひとり暮らしなら生活費の準備も必要。


4. 教育費準備のポイント

  • 児童手当を全額貯金
    0歳〜15歳までで約200万円貯まる
  • 高校までの教育費は家計から、大学費用は積立で
    大学資金はつみたてNISAや学資保険で10年以上かけて準備
  • 生活費と教育費は別口座で管理
    貯めたお金を使い込まないようにする

5. まとめ

  • 教育費は進学ルートで大きく差がある
  • 公立+国公立なら約1,000万円、私立+私立理系なら約2,600万円が目安
  • 児童手当や積立を活用し、計画的に準備することが大切

今日の行動ステップ

  1. 子どもの進学イメージを夫婦で話し合う
  2. 必要額を計算して逆算する
  3. 積立方法を決めて、口座を分ける

まだ早いと思わず、想定しておくことが大事ですね。